『ガンダム Gのレコンギスタ』考察 その1 ベルリ・ゼナムとカミーユ・ビダン *ネタバレ注意
*ネタバレ注意
さて、今回から『ガンダム Gのレコンギスタ』について考察したい。
富野作品として久しぶりに作らた『ガンダム』といので、楽しみにして視聴した作品だ。
正直なところ、何を言いたいのかはなんとなくわかるような気がするが、まとまりのない散漫な作品だと思いつつ、2回以上は視聴しただろう。
本作と対を成す作品は『機動戦士Zガンダム』だろう。
まずは主人公、ベルリ・ゼナムとカミーユ・ビダンを比較すると。
カミーユはの両親は技術士官で、父親は愛人を作り、母親はその事を知りつつも仕事に満足し夫婦仲は冷え切っていたが、二人を失ったあとは両親の愛情に飢えていたことを明らかにしている。
また、クワトロとアムロ、二人の大尉と行動を共にして世界を見て回った人間である。
エゥーゴに参加する際には中尉待遇で参加している。
妹を名乗るロザミアと接触したあと死に別れている。
一方、ベルリは義理の母親ではあるが、親バカな母親に恵まれ天真爛漫に育っている。
そして、カーヒルとデレンセン、二人の大尉をうっかり死なせてしまって、世界を見て回った人間である。
アメリア軍には、中尉にしてくれないからと言う理由で志願していない。
実の姉に一目惚れし、後に生きたまま別れている。
これだけではないだろうが、対照的な要素を持っている二人である。
共通する要素もあり、
二人とも才能に恵まれ、カミーユはホモアビスやジュニアモビルスーツの大会で成績を残し、
ベルリはキャピタル・ガードの候補生で、二階級飛び級している。
搭乗する機体も、両親が遺したガンダムタイプのモビルスーツだ。
こうして比較すると、明らかにベルリ・ゼナムはカミーユ・ビダンをひっくり返しにしたキャラクターだと思われる。
次回は、マークⅡとGセルフ二人が乗ったモビルスーツについて考察を進める。
続く
『ガンダム Gのレコンギスタ』考察 その2 モビルスーツの左腕 *ネタバレ注意
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