『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 鹿目まどかの物語 その1 再掲載 *ネタバレ注意
*ネタバレ注意
本編はミスリードだらけでわかりにくいので、結論から書こう、
鹿目まどかの物語は、子供が子供の感覚のまま人間をやめるのを、実の親が背中を押して送り出した、とんでもない大事故だ。
そして、人間をやめてこそいなものの、感覚の違いが原因で、主人公が最後に精神崩壊した。『機動戦士Zガンダム』のオマージュだということであり、第1話のタイトル
「夢の中で逢った、ような・・・」はTV版『Z』の47話「宇宙の渦」の中の「ずっと以前に出会っていたような、おふくろ」というセリフのオマージュである。(『Zガンダム』がどういう作品かは、後でまとめて書く予定である。)
(追記 『Zガンダム』の考察は、こちら
からどうぞ)
まず、鹿目まどかがどんな人間かというと、
「理解者のいない、過大評価を受けた子供」である。
(2018/12/5追記 これは「反抗期を忘れられ、できなかったお姉ちゃん」と訂正したい。)
また、鹿目まどかの物語の、もうひとりの軸になる人物は、まどかの母であり、こちらがどういう人物かというと、
「なんの理由もなく、ただそこにポンといるだけの仕事人間」であり、劇中の人物は(本人の自覚も含め)誰もそのことを理解していない。
(2018/12/4追記 これとは違う可能性にも思いついた、これはその2以降で。)
そして、この母子の感覚の違いが原因で、事故を起こしつつ進んでいった結果、一家揃って成長と縁が切れた話である。
次回から詳しく見ていこう。
続く
『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 鹿目まどかの物語 その2 鹿目まどかはどんな人間か 再掲載 *ネタバレ注意