『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『劇場版第4弾 PV』とその先 再掲載 *ネタバレ注意
*ネタバレ注意
「嘘でしょ、どういう事、何で私にこの文字が読めるの?」
読めるはずのない文字が読めて、驚くような、戸惑うようなさやか。
美樹さやかの物語で考察したような、恭介の内心のことだと思う。
「もう誰も恨まなくていいの、あなたは、私が、助けてくれるの?あなた達も、妖精さん」
そうであるばかりか劇中の人物が、誰もその事を正確に理解していない。
そこに、どこかの妖精さんが助けてくれると言っている。
気になったのはこの二つの部分だ。
どうも製作者は、『叛逆の物語』で掘り下げなかった。
TV版の、叙述トリックで隠された部分を掘り下げることに未練があるようである。
『叛逆の物語』から先を描くなら製作者に求めたいことは一つ。
まどかとほむら、そしてまどかの両親を成長させて、前に進ませてほしい。
現時点で言えるのはこのくらいだ。
新作も作られるようだが、筆者はこれを期待する。