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『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『叛逆の物語』 *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内容を簡単に説明すると、前半は公式同人作品、

 後半は、愛ゆえに成長できなかった暁美ほむらの話だ。

(2018/12/5追記

 汚いことに手を染めて、やさぐれるのも成長の一形態ではあるが。) 

 

 ちなみにストーリーの元ネタは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のエンディングテーマ『BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を超えて)』by TM NETWORK の歌詞である。

 

 聞けば解るが完全にそのまんまである。

 

 さやかと恭介の話は掘り下げられていない。

 まどかの両親に至っては、一切出てきていない。

 

 あの時点で、まどかの話や、さやかの話を掘り下げるのは無理だっただろう。 

 それをやるには女性ファンが多く付きすぎたのだろう。

  

 だが、TV版の、暁美ほむらが成長したかどうかが曖昧にされた終わり方が大好きだったので、成長できなかったほむらの話はあまり見たくなかった。

 

 ほむらの祈りは、「まどかとの出会いをやり直したい」というものだったので、ほむらがまどかに会おうとすることに対して、円環の理にはセキュリティホールがあったことにでもなったのだろうか。

 

 ほむらは円環の理から、まどかの人格を引きずり出し世界を改変することに成功した。

 だが、そのまどかは勿論本来の人格のまどかで、更に年齢相応、中学生くらいまで成長したことがなくなっている。

 円環の理の一部がまだ残っているまどかを見て、ほむらは質問したところ。

 ただの子供に戻ったまどかは素朴に「ルールを破るのはだめだと思うよ。」と答えているだけなのだが、

これを聞いたほむらは、まどかのことをまた誤解した。

 自分を大切にする感覚がない、と。

 

 円環をぶった切ったと思ったら、メビウスリングに繋ぎ変えただけだった。と勘違いし、

 ほむらは、絶望より深い、愛より深いところに落ちていって終劇となった。

 

 勿論そんなに面白いとは思わなかった。

 

 面白いと思ったのは、別のところだ。

 

 植民地主義的な宇宙人の侵略(だと思う)をどうにかしてはいるところ、

 

 そしてほむらが改変した世界は、ワルプルギスの夜の襲来というタイムリミットない世界である。

 

 帰国子女だと設定が変わったが、鹿目家の問題がなくなったと考えるのは無理だろう、

 また、恭介の、さやかに対するコンプレックスという問題もなかったことにするのは無理だと思う。

 

 掘り下げられなかった、鹿目まどかの物語と、美樹さやかの物語も、ワルプルギスの夜の襲来というタイムリミットがないので、時間が経てば表面化するような終わり方をしている。

 

 そして『劇場版第4弾 魔法少女まどか☆マギカ PV(CT)』だ。

 

 続く

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『劇場版第4弾 PV』とその先 再掲載 *ネタバレ注意

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