『ガンダム Gのレコンギスタ』考察 その6 一般論的な宿題 *ネタバレ注意
*ネタバレ注意
これまでの考察は、衝撃を受けながら書いたので、直感むき出しで書いてしまっていたので、一度整理しながら書き直したい。
『Gのレコンギスタ』ではその世界の中に沢山の問題があることを、とても思わせぶりに書いている。
これらの問題を、具体的になんのことか考えても面白いし、それなりの具体例を思いつくとは思う。
だが、問題になっていることがあまりに多く、その一つ一つを考えていっても作品のテーマと近づくのは難しいだろうな、と思うので、一つ一つの考察は他に人に任せたい。
筆者が思うにこれらの問題は、現実に存在しているものをモチーフにしてはいる。だが、そうしつつも特定のなにかとモチーフを特定することもできなければ、劇中の設定を厳密に決めているのではないのではないかと思う。
そうなると、問題に対する答えも用意されていなくて、物語の中にある問題は、
普遍的な問題を詰め合わせた、長い時間をかけて自分で考えなければいけないことの「宿題」のようなもので、一般論的な問題を命題にした問題提起なのではないかと思う。
こう考えると、様々な問題を抱えた『Ḡのレコンギスタ』の世界は、心に留めておくと、現実の世界に対して視野の広さを提供する、興味深い参考になると思う。
問題に答えがあるとは限らない、ただ、それと向かい合う自分が、その目で確かめたものはたしかに本物で、自分の人生の一部となっていく。
こんな感じで考えてもいいと思うが、それが具体的にどういうことか。
そこまで用意している作品でもあると思う。
次回はそこを考察したい。
続く
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