『ガンダム Gのレコンギスタ』考察 その3 *ネタバレ注意
*ネタバレ注意
さて、こちら
『機動戦士Zガンダム』考察 ガンダムシリーズの歴史 その1 『Z』のメイントリック *ネタバレ注意 2018/11/26 上げ直し
で書いた通り、
『Zガンダム』は、一年戦争で戦っていた世代が、そうでない世代を戦わせて使い潰した話だ。若い人間を犠牲にした話である。
一方『Gのレコンギスタ』は、戦争に狂ってしまった人間を片っ端から死なせている。
別に予知したわけではないと思うが、富野は『Zガンダム』の時に若い世代が犠牲になる世界を描いていた。
21世紀現在、『Z』と似た社会になったのを、
ひっくり返した『Zガンダム』であり、
対照的な『Gのレコンギスタ』を通じて指摘しているのではないだろうか。
同時に『Gのレコンギスタ』は戦争に狂ってしまった人間を、比較的わかりやすく描いた、 これが解りにくいように作られた、『Zガンダム』とガンダムシリーズを読み解く答え合わせなのではないかと思う。
実際に『Zガンダム』のメイントリックに気づいたのは、『Gのレコンギスタ』を見た後だ。
こう考えると、
ストーリーの破綻を、クンパ大佐の長台詞でものすごくわかりやすく描いている。
(取り繕う気が全くない。)
SF設定が見に行ってしまえば本当にどうしようもない。
クンタラの実態が結局何かわからなかった。
これらが意味するのはなんだろうか。
続く