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『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ TV版補足 犠牲に対するアンチテーゼ  *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 TV版の考察を書いてからずいぶん時間が立って、色々と気づいたことがあるのでここでまとめてみよう。

 

 まず、本作のメインテーマがなにかだ。

 

 「成長」と「犠牲」である。

 

 暁美ほむらの物語、

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 暁美ほむらの物語 その5 まどかのいない世界で 再掲載 *ネタバレ注意 - FRWブログ

 で書いたとおり、

 一つは「成長」、これは間違いないだろう。

 

 やっと気づいてこの記事で指摘したいことが、

 「犠牲」についてだろう。

 

 鹿目まどかの物語、そして美樹さやかの物語で指摘してきた、

 

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 鹿目まどかの物語 その1 再掲載 *ネタバレ注意 - FRWブログ

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 探偵のいないミステリーの先 美樹さやかの物語 その1 再掲載 *ネタバレ注意 - FRWブログ

 

 どうしてここまで、酷い事故を描いたのか、

 その意図がわからず、えげつない話だとばかり思っていたが、その意味にやっと気づいた。

 

 鹿目まどか美樹さやかの自己犠牲を詳しく分析していくと、

 実はもっととんでもない大事故だったというのが、筆者の考察だ。

 

 それが何を意味するかというと、

 「自己犠牲に対するアンチテーゼ」、

 これだろう。

 

 これに限らないあらゆる犠牲に対するアンチテーゼが、

 『魔法少女まどか☆マギカ』のもう一つの、隠されたメインテーマだと思う。

 

 ただし、これを差し引いても、女性に対してサディスティックな側面を否定するのは無理だろう。

 

 『探偵のいないミステリーの先』にこれを付け加えたい。

 

続く

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『叛逆の物語』 *ネタバレ注意 - FRWブログ

fast-run-winding.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

『Gのレコンギスタ』考察と予想 その5 まとめとメインテーマ *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『Gのレコンギスタ』について色々書いてきた。

 思わせぶりなことだらけで、何が言いたいかは何となく分かるが、はっきりとはわからないのは何かと思っていたら、

 『エヴァンゲリオン』のパロディをやっていたのではないかと気づいた。

 

 だったら思わせぶりなことに答えはないと思ったが、それでも自分で行動し、見て、感じたことは本物だと、

 『Blazing』で最初から歌われていたと思う。

 

 自分の目で確かめる、というのはこういうことで、

 これが『Gのレコンギスタ』のメインテーマだろう。

 

 

 

 

魔法少女まどか☆マギカ 考察 目次 リンク

ガンダムシリーズはこちらから

 

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 序文 再掲載 *ネタバレ注意

 

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『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『劇場版第4弾 PV』とその先 再掲載 *ネタバレ注意

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『劇場版第4弾 PV』とその先 再掲載 *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「嘘でしょ、どういう事、何で私にこの文字が読めるの?」

 

 読めるはずのない文字が読めて、驚くような、戸惑うようなさやか。

 美樹さやかの物語で考察したような、恭介の内心のことだと思う。

 

 「もう誰も恨まなくていいの、あなたは、私が、助けてくれるの?あなた達も、妖精さん

 

 鹿目まどかの物語で考察したように、鹿目まどかは不憫である。

 そうであるばかりか劇中の人物が、誰もその事を正確に理解していない。

 そこに、どこかの妖精さんが助けてくれると言っている。

 

 気になったのはこの二つの部分だ。

 

 どうも製作者は、『叛逆の物語』で掘り下げなかった。

 TV版の、叙述トリックで隠された部分を掘り下げることに未練があるようである。

 

 『叛逆の物語』から先を描くなら製作者に求めたいことは一つ。

 

 まどかとほむら、そしてまどかの両親を成長させて、前に進ませてほしい。

 

 現時点で言えるのはこのくらいだ。

 新作も作られるようだが、筆者はこれを期待する。

 

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『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『叛逆の物語』 *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内容を簡単に説明すると、前半は公式同人作品、

 後半は、愛ゆえに成長できなかった暁美ほむらの話だ。

(2018/12/5追記

 汚いことに手を染めて、やさぐれるのも成長の一形態ではあるが。) 

 

 ちなみにストーリーの元ネタは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のエンディングテーマ『BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を超えて)』by TM NETWORK の歌詞である。

 

 聞けば解るが完全にそのまんまである。

 

 さやかと恭介の話は掘り下げられていない。

 まどかの両親に至っては、一切出てきていない。

 

 あの時点で、まどかの話や、さやかの話を掘り下げるのは無理だっただろう。 

 それをやるには女性ファンが多く付きすぎたのだろう。

  

 だが、TV版の、暁美ほむらが成長したかどうかが曖昧にされた終わり方が大好きだったので、成長できなかったほむらの話はあまり見たくなかった。

 

 ほむらの祈りは、「まどかとの出会いをやり直したい」というものだったので、ほむらがまどかに会おうとすることに対して、円環の理にはセキュリティホールがあったことにでもなったのだろうか。

 

 ほむらは円環の理から、まどかの人格を引きずり出し世界を改変することに成功した。

 だが、そのまどかは勿論本来の人格のまどかで、更に年齢相応、中学生くらいまで成長したことがなくなっている。

 円環の理の一部がまだ残っているまどかを見て、ほむらは質問したところ。

 ただの子供に戻ったまどかは素朴に「ルールを破るのはだめだと思うよ。」と答えているだけなのだが、

これを聞いたほむらは、まどかのことをまた誤解した。

 自分を大切にする感覚がない、と。

 

 円環をぶった切ったと思ったら、メビウスリングに繋ぎ変えただけだった。と勘違いし、

 ほむらは、絶望より深い、愛より深いところに落ちていって終劇となった。

 

 勿論そんなに面白いとは思わなかった。

 

 面白いと思ったのは、別のところだ。

 

 植民地主義的な宇宙人の侵略(だと思う)をどうにかしてはいるところ、

 

 そしてほむらが改変した世界は、ワルプルギスの夜の襲来というタイムリミットない世界である。

 

 帰国子女だと設定が変わったが、鹿目家の問題がなくなったと考えるのは無理だろう、

 また、恭介の、さやかに対するコンプレックスという問題もなかったことにするのは無理だと思う。

 

 掘り下げられなかった、鹿目まどかの物語と、美樹さやかの物語も、ワルプルギスの夜の襲来というタイムリミットがないので、時間が経てば表面化するような終わり方をしている。

 

 そして『劇場版第4弾 魔法少女まどか☆マギカ PV(CT)』だ。

 

 続く

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 『劇場版第4弾 PV』とその先 再掲載 *ネタバレ注意

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『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 暁美ほむらの物語 その5 まどかのいない世界で 再掲載 *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほむらはまどかと新しい約束をして、まどかのいない世界に放り出された、

 そしてそれは同時に、まどかとの最初の約束を果たすことの失敗であり、

 自分で自分を追い込んで戦い続けたことからの開放でもあるだろう。

 

 その新しい世界でもほむらは魔法少女を続けた。翼を広げ、まどかと同じ武器を取り、まどかから譲り受けたリボンを付け。

 

 まどかと同じ武器を使い、もらったリボンを付けているのは、まどかのことを決して忘れない決意の現れだろう。

 

 一方、白い翼が使えるようになったことは、まどかのいなくなった世界で、ほむらに自分の人生を生きていく自由があるという表現だろう。

 

 「悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけど、だとしてもここは、かつてあの子が守ろうとした場所なの、それを憶えて、決して忘れたりはしない、だから私は、戦い続ける。」

 

 このセリフも一見支離滅裂だが、まどかのいなくなった世界で、ほむらがまどかにこだわり続けていること、そうである一方それにこだわらない人生もあり得ることをほのめかしていると思う。

 

 そして、『コネクト』が流れる。

 第10話のラストの『コネクト』が、悲壮感のある表現であったのと対称的に、

 

 最終話の『コネクト』は、重いながらもカタルシスと爽快感を感じるのは、

 新しい世界で、ほむらに開放と自由、

 そして何より、「成長していく可能性」があるからだろう。

 

 これで終わればきれいに終わっただろう。

 

 だが、そうはならない。

 

 Always,somewhere,

someone is fighting for you.

---As long as you remember her.

you are not alone.

 

いつも、どこかで、

誰かがあなたのために戦っている。

ーーー彼女を覚えている限り、

 あなたは孤独ではない。 

 

 このモノローグの後、

 ほむらはいつとも知れぬ時に、どこかもわからない荒野で、

 魔獣たちの群れに向かって、

 もはや浄化しきれなくなり濁った翼を広げ、

 まどかの「がんばって」という声を聞き苦笑とも達観とも取れる、

 なんともとれない微笑をし、魔獣たちの攻撃を受け、

 魔獣たちに向かって飛び込んでいき、

 ソウルジェムを浄化できなくなり、魔女になりまどかに救われるか、

 魔獣にやられて死亡するかの死地に飛び込み物語は終わる。

 

 この到底綺麗に終わったとは言えない終わり方は、どういう表現だろうか。

 (ここでは『叛逆の物語』のことは考えないものとする。)

 

 これを読み解くキーは、まどかの「がんばって」という声だろう。

 

 これを判断するヒントは第一話の最初にあると思う。

 

 劇場版ではカットされたシーンである。

 

 第一話の冒頭、まどかは単身ワルプルギスの夜と戦うほむらを、インキュベーターから見せられ何らかの願いをし魔法少女になった。

 このまどかは地球を滅ぼすであろう魔女となったのは後に解ることだが、

 問題は、このまどかがどんな願いで魔法少女になったかということだ。

 

 これは劇中に一切描いていないので想像するしかない。

 そうであると同時に、製作者からの「この願いはなんなのか」という問いかけでもあると思う。

 

 筆者だったら「あの女の子を助けたい」と思うだろう。

 そしてその祈りが、巡り巡って鹿目まどか自身の、円環の理の力で、

 ほむらのピンチに「がんばって」という声になって聞こえたというのが筆者の解釈である。

 

 そう考えると、物理的に「助けたい」というシンプルな願いであるからこそ、ほむらの境遇には、よりハートフルなものである一方。

 ほむらの失敗の結果である、円環の理の作用でもある。

 

 この「がんばって」を聞いて謎の微笑をし死地に飛び込んでいったほむらの成長は、

 製作者が意図的に曖昧にしていると思う。

 

 ほむらがまどかのいなくなった世界で自分の人生を生き、成長し死地に飛び込んでいったか?

 

 まどかのいなくなった世界での、ほむらの成長というテーマは、重い。

 

 ただ見ているだけでも重さがあるのは解るはずだ。

 

 そこに加え、叙述トリックで隠された部分、

 鹿目まどかが成長できず死ぬことさえできなくなったことと、

 美樹さやかが残酷に成長して死んでいったこと、

 そしてほむら本人が気づいていない暁美ほむらの物語を加えて考えると。

 ほむらの成長というテーマは、壮絶という一言では言い表せないくらい、とんでもなく重いものになる。

 

 『叛逆の物語』のことを考えなくても、ほむらがそれらのことをどれだけ解ったかは怪しい。

 

 それでも、まどかとさやかのことを背負ってほむらが生き、死地に飛び込んでいったと言っていいだろう。

 

 まどかとさやかのトリックで隠された部分と、曖昧にされたほむらの成長とを併せて、

 視聴者に、「成長」というテーマを突きつけてくる、

 

 この重く強烈なラストこそTV版の真骨頂であり、シリーズの最高到達点だろう。

 

続く

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 自己犠牲 の否定 *ネタバレ注意 - FRWブログ

魔法少女まどか☆マギカ 考察 目次 リンク 

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 暁美ほむらの物語 その4 ループの終わり 再掲載  *ネタバレ注意

*ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここまで書いてやっと、これだけ残酷でえげつない考察をしてきた理由がやっと書ける。

 

 暁美ほむらが背負っていたものは、叙述トリックに隠されていた部分を、想像して解き明かさなければ解らない、

 タイトル通り、探偵のいないミステリーを説かなければたどり着けない、ただ見ているだけで解るものより、遥かに重いものを背負っていた事を知ってほしかったからである。

 

 ほむらだけではない、まどかも、さやかも、恭介も、視聴者が考え、想像力が届かなければ辿り着けないだけの重さを持った作品だ、と指摘したかったからである。

 

 今回はループの終わりまで考察を進めよう。

 

 自分の戦いがまどかを最強の魔女にするかもしれないと指摘されつつも、ワルプルギスの夜との戦いに赴くほむら、

 刃が立たず、動けなくなり、時間をやり直そうとするが、それがまどかに残酷な運命をもたらすことを思い出し、絶望しかけ諦めそうになったとき、まどかはやってきた。

 

 鹿目まどかの物語で書いたとおり。これは、中学二年生がその純粋さを通しただけのもので、本来、親が嵐の中に送り出していいようなものではない。大事故だ。

 

 だが、暁美ほむらの物語で考察してきたとおり、ほむらもまた年齢相応の子供である。

 この時点ではさやかもそうだ。

 まどかが円環の理になった主な目的は、さやかの救済だろうから、

 結局は子供同士の友情の問題で、世界を背負って何かをしようとしたわけではない。(考えていたとしても想像できる限りの、魔法少女の感情くらいだろう。) 

 

 最終話「わたしの、最高のともだち」

 このタイトルの通り、子供のやったことだ。

 

 筆者がもっと若ければ、「そこがいいんだ」と言えたかもしれない。

 だが、この年になっては、そうだとは言えない。子どもたちがやらかした酷い事故としか言えない。

 

 だが、そうであるからこその重さは感じ取れる。

 そして、それが本作の真骨頂でもある。

 

 

 

 ほむらは一緒に戦っていた頃の記憶を持つまどかにもう一度会い、

 自分の今までの戦いをまどかに受け入れられ、

 まどかからリボンを受け取り、鹿目まどかが円環の理になって、

 自分しかまどかを思い出すことしかできない、新しい世界に放り出された。

 

 続く

『魔法少女まどか☆マギカ』考察 ~探偵のいないミステリーの先~ 暁美ほむらの物語 その5 まどかのいない世界で 再掲載 *ネタバレ注意 - FRWブログ

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